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「タカラトミーを変えたい」――老舗おもちゃメーカー、新社長はオランダ人 ドコモと開発したロボット「オハナス」にかける思い(3/5 ページ)

» 2015年06月04日 14時42分 公開
[岡田有花ITmedia]

 本体は羊をベースに、丸っこく親しみやすいイメージにデザイン。サイズは160(幅)×160(高さ)×160(奥行き)ミリ。単2形アルカリ乾電池×3本(別売り)で駆動する。

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 価格は1万9800円と、玩具としては高額だが、「家族みんなで使えていつまでも楽しめる。家庭用ゲーム機の本体価格と同じイメージで、許容できる価格では」と、タカラトミー新規事業部ニュートイ企画部の木村貴幸部長は期待する。

「おもちゃの概念を超える」とメイ社長

画像 メイ氏。ニッポン・リーバ(現ユニリーバ・ジャパン)や日本コカ・コーラでマーケティング責任者を務めた手腕が期待されている

 「タカラトミーを大きく変えたい」――旧トミー時代から数えて創業90周年の老舗である同社。経営再建を託され、創業家以外で初の社長に就任するのが、オランダ国籍のメイ氏(現副社長)だ。

 メイ氏は「商品はおもちゃの概念を超える必要がある」と話し、オハナスが同社を変える商品の1つだと紹介。「ただ遊ぶためのものではなく、生活の一部に溶け込み、役立つ玩具」の第1弾だという。

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