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ノーベル物理学賞の南部陽一郎氏が死去 94歳

» 2015年07月17日 16時22分 公開
[ITmedia]

 2008年にノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者の南部陽一郎氏が7月5日に急性心筋梗塞で死去した。94歳だった。南部氏が特別栄誉教授を務めていた大阪大学が17日に発表した。


画像 昨年5月、大阪大学理学研究科で講演する南部氏(大阪大学のニュースリリースより)
画像 米コロンビア大学から阪大に寄贈された「湯川秀樹博士愛用の黒板」に自署する南部氏

 南部氏は1921年1月生まれ。旧東京帝国大学を卒業。大阪市立大学教授、米シカゴ大学教授などをを務めた。1970年に米国に帰化している。

 素粒子の研究に取り組み、「自発的対称性の破れ」や「ひも理論」の先駆的な研究で知られ、素粒子物理学の発展に貢献。08年、益川敏英氏、小林誠氏とともにノーベル物理学賞を受賞した。

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