2008年にノーベル物理学賞を受賞した理論物理学者の南部陽一郎氏が7月5日に急性心筋梗塞で死去した。94歳だった。南部氏が特別栄誉教授を務めていた大阪大学が17日に発表した。
南部氏は1921年1月生まれ。旧東京帝国大学を卒業。大阪市立大学教授、米シカゴ大学教授などをを務めた。1970年に米国に帰化している。
素粒子の研究に取り組み、「自発的対称性の破れ」や「ひも理論」の先駆的な研究で知られ、素粒子物理学の発展に貢献。08年、益川敏英氏、小林誠氏とともにノーベル物理学賞を受賞した。
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