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2015年12月11日 09時30分 UPDATE

シャープ「時間との闘い」 運命の年末商戦、4Kテレビは救世主たるか (1/4)

シャープが液晶テレビを生産している栃木工場を報道関係者に公開した。閉鎖の検討も報じられたが、かき入れ時の年末商戦を控え、注力する大型の4Kテレビの生産現場をアピールした。

[産経新聞]
産経新聞

 経営再建中のシャープが11月19日、液晶テレビを生産している栃木工場(栃木県矢板市)を報道関係者に公開した。一時は閉鎖の検討も報じられたが、かき入れ時の年末商戦を控え、注力する大型の4Kテレビの生産現場をアピールし、売り上げの底上げを図る狙いのようだ。ただ、希望退職で生産ラインを削減し、旺盛な需要に対応するため一部従業員が休日返上で生産を続ける苦しい台所事情も垣間見えた。一般社員に5万円の数値目標を掲げて自社製品の購入を呼びかける運動に頼らない売り上げアップが求められている。(織田淳嗣)

画像 国内向けのテレビを生産しているシャープの栃木工場=11月19日、栃木県矢板市(織田淳嗣撮影)

ぎりぎりまで効率化

 「シャープの液晶テレビは栃木中心にやっていく。一部を自動化するなどきっちり生産していることを確認していただきたい」

 テレビ事業を統括するデジタル情報家電事業本部長の小谷健一執行役員は、集まった報道関係者ら約50人にこう訴えた。

 シャープが構造改革を取り沙汰された不振事業の継続をアピールするのは初めてではない。今春は液晶事業の説明会を相次いで開いた。太陽電池を生産している堺工場も平成22年の稼働以来初めて報道公開し、事業の継続を宣言している。

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