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2015年12月18日 09時42分 UPDATE

特攻服ダサイ? 最後の暴走族が解散 SNS使う“お手軽”暴走に警察は新戦術迫られる (1/3)

特攻服姿で集団で危険走行を繰り返す――そんな暴走族が今年、中国5県から完全に姿を消した。今はSNSを使って仲間を集い、走りたい時に気軽に走る新たな形態が主流となっている。

[産経新聞]
産経新聞

 特攻服姿で違法改造したバイクにまたがり、集団で危険走行を繰り返す−。そんなイメージの暴走族が今年、中国5県から完全に姿を消した。最後に1つ残っていた広島市内の暴走族が4月、広島県警に解散届を提出し、6月に活動実体がないと確認されたためだ。しかし暴走族とは認定されないものの、爆音を鳴らしながら走る若者らによる暴走行為は今もなくなっていない。最近はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使って仲間を集い、走りたい時に気軽に走るという新しい「走りの形態」が主流となっており、取り締まる側もそれに見合った対応が求められている。

画像 道路を占拠し、広島県警の機動隊に突っかかる暴走族グループ。現在は形を変えた若者らの暴走行為が目立つ=平成11年11月、広島市(画像を一部加工しています)

 広島県警によると、県内の暴走族数のピークは平成11年の44グループ計428人。当時は広島市中区の繁華街で毎年11月に開かれる胡子(えびす)大祭にあわせ、暴走族の“卒業式”が行われた。大きな通りや近くの公共広場は暴走族が占拠、数十人が円陣を組んで集会を行うなどし、通行人や付近住民から苦情が相次いだ。

 こうした事態を重く見た県警は11年の祭りの際、防御盾を持った機動隊員らを大量に投入して取り締まりを実施。道交法に基づいて解散命令を出したが、暴走族が応じなかったため、公務執行妨害容疑などで胡子大祭期間の3日間だけで45人、その後の35人を加えて計80人を逮捕した。

 この事件をきっかけに、県は12年、暴走族追放条例を宮城県に次いで全国で2番目に施行。県警も13年に暴走族対策課を新設して取り締まりを強化するなど、県内では暴走族の排除に向けた動きが活発になった。

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