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2015年12月25日 08時48分 UPDATE

異常な土下座要求にNO! 「モンスターペアレント」の“とんでもクレーム” 弁護士の大ヒット対処マニュアルは万能か (1/5)

「モンスターペアレント」は学校現場の脅威であり続けている。教師たちの悲鳴を受け、近畿弁護士会連合会が実際のクレーム事例と具体的対処法を記したマニュアル本をまとめた。

[産経新聞]
産経新聞

 いじめをした生徒をしかったら、保護者に「うちの子の心を傷つけた!」と土下座を強要された−。いわゆる「モンスターペアレント」の存在は依然として、学校現場の脅威であり続けている。教師たちの悲鳴を受け、近畿弁護士会連合会が10月、実際のクレーム事例と具体的対処法を記したマニュアル本をまとめた。88の実例を読めば「この親に育てられた子供は、どうなってしまうのか…」と思わず背筋が寒くなるだろう。日本の未来のために、先生たち、ひるむなかれ。

「運動会をやり直せ」

画像 保護者からのクレーム事例と具体的対処法。近畿弁護士連合会がまとめたマニュアル本は、「モンスターペアレント」に対して有効な「武器」となるのか

 ケース1《雨上がりのグラウンドで行われた小学校の運動会。複数のレースが行われたため地面にでこぼこができ、トップを走っていた児童Aが足を取られて転倒。納得いかないAの母親は「1位になれなかったのは整地を怠った学校の責任。運動会をやり直せ」と校長に要求した》

 だれが考えても不合理な要求だが、怒り心頭で抗議する母親に対し、校長は2時間も3時間も謝り続けたという。

 仮に児童が転んでけがをしたとすれば、理論的には国家賠償が命じられる可能性はある。ただ本件では児童Aにけがはなく、運動会をやり直す義務もない。本では校長の謝罪について「学校の過失を認めるような対応をするのは望ましくない」とした。

児童の胸ぐらつかむ親

 ケース2《児童Aにけがをさせられた児童Bの父親が来校し、Aや教員の胸ぐらをつかんで「Aと違うクラスにしろ」と要求した。学校が拒否すると「学校に行かせられない」と言って、Bは不登校になった》

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