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2016年01月08日 10時16分 UPDATE

“ブラック過労”? で突然心肺停止 穴埋め勤務で3カ月休日ゼロ、24時間営業ファミレス店長の過酷 (1/5)

ファミリーレストランの店長だった男性が心疾患を発症。死のふちから生還した男性を待ち受けていたのは、労災認定をめぐる会社との熾烈な攻防だった。

[産経新聞]
産経新聞

 どうして日本人はこうも働いてしまうのか。頑張って、頑張り過ぎて、心と身体が限界を迎えていることにすら気づくことができない。各地でチェーン展開するファミリーレストランの店長だった男性(38)が心疾患を発症したのは過重労働が原因だったとして、会社側に約8100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。一時は心肺停止となり、助かったのは奇跡に近かった。死のふちから生還した男性を待ち受けていたのは、労災認定をめぐる会社との熾烈(しれつ)な攻防だった。

画像 24時間営業のファミリーレストランの店長だった男性。深夜勤務のアルバイトが失踪したり、ベテランパートが病気で入院したりしたため人繰りが行き詰まった。過酷な勤務で休日がとれなくなり、上司に「助けて下さい」とSOSメールを送ったが…

深夜アルバイトが失踪

 男性は平成19年4月、大阪府内の店舗の店長になった。24時間営業で、席数は約100。パート、アルバイト計20人以上が稼働する中規模店舗だった。就職前からアルバイトをしていた経験があり、それまでの店では仕事も楽しく、仲間ともうまくいっていた。責任ある店長となり「店のためお客さまのために」と、必死に働いていたという。

 だが25年4月、深夜勤務の外国人アルバイトが突然失踪したのを機に、歯車が急速に狂い出す。5月には主力のベテランパート従業員が病気で入院。すぐに人繰りに行き詰まり、店長の自分が穴埋めするしかなった。4月以降、心臓発作で倒れる7月まで、休日はゼロ。上司に「助けてください…」とSOSのメールをしたこともあったが、「頑張って〜」と返信がきただけだった。

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