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2016年01月12日 09時19分 UPDATE

「スライド式」クレジットカードは危険大 不正使用被害急増、「ICチップ式」に一本化へ (1/3)

流出したカード情報が使われて勝手に決済される被害が急増。各クレジット会社が、ICチップを全てのカードに搭載し暗証番号を入力して決済する方式に一本化するよう動き始めた。

[産経新聞]
産経新聞

 クレジットカードを使って明細に名前をサインをする。これまで当たり前の光景が近い将来、完全に見られなくなりそうだ。サイバー攻撃などで流出したカード情報が使われて勝手に決済される被害が急増。各クレジット会社が、ICチップを全てのカードに搭載し暗証番号を入力して決済する方式に一本化するよう動き始めたからだ。2年連続で100億円を突破する可能性もある不正使用被害額。背後には日本製品を不正に購入しようとする中国人犯罪組織も見え隠れしており、対策は待ったなしだ。(加藤園子)

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減少傾向が一転…被害急増の理由は

 一般社団法人日本クレジット協会などによると、クレジットカードの不正使用被害額は平成24年までは減少傾向だったが、25年に前年を10億円上回る78・6億円を記録。26年は5年ぶりに100億の大台を超える105・9億円に上った。27年は6月までの半年間で52・1億円で、2年連続で100億円を突破する可能性がある。

 被害額を押し上げているのが、不正に取得されたカード情報のみで決済されてしまう手口だ。カード情報は今やインターネットの闇サイト上で取引されており、利用店舗へのサイバー攻撃で流出したものもある。

 もちろん流出した情報はこれまでも悪用されており、偽造カードを作って実店舗で決済するなどの被害が多かった。ところが近年定着したオンラインショッピングはカードそのものを作る必要はない。カード番号や有効期限、PINコード(暗証番号)などを入力すれば決済できてしまうケースが多い。犯罪者からすれば余計な手間がいらなくなった。

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