ニュース
2016年01月15日 09時11分 UPDATE

「丸文字」は消えたのか……昭和50〜60年代、女子中高生に流行 同じ役割、今は「絵文字」に? (1/5)

昭和50〜60年代、女子中高生たちが書いた「丸文字」が、いつの間にか使われなくなった。パソコンやスマートフォンの普及で、書くことよりも「打つ」ことが日常化した現代。丸文字は消えたのだろうか。

[産経新聞]
産経新聞

 今から30年以上前の昭和50〜60年代。女子中高生たちが書いた文字は、「丸文字」と呼ばれた。ひらがなの丸い部分を強調したり、本来四角い漢字の一部分を丸くしたりした。その醸し出すイメージはずばり「かわいい」。歌手、松田聖子さんの若い頃の髪形「聖子ちゃんカット」やファンシーグッズがはやった時代のキーワードで、ノートをとるときや交換日記などで用いられた。だが、いつの間にか使われなくなった。パソコンやスマートフォン、ダブレット端末の普及で、書くことよりも「打つ」ことが日常化した現代。丸文字は消えたのだろうか。(張英壽)

定規を置いて書いた昭和50〜60年代

 丸文字。現在、一般的にそういわれるが、はやっていた当時は、マンガ文字や丸字など、さまざまな呼ばれ方をしていた。その時代、中学生、高校生だった女子たちも今や40〜50代。当時をどう思い返すのか。あるいは今も丸文字を書けるのか。そんな疑問を持ち、まちで人々に聞いてみることにした。

画像

 大阪・ミナミの南海難波駅前。40〜50代と思われる世代の女性を中心に、この丸文字について尋ねてみた。

 「『丸文字』?。久しぶりに聞きましたね。懐かしい」と話してくれたのは大阪市天王寺区の無職女性(48)。「中学から高校まで書いていた。丸文字は私の世代がピークだった」。中学生のときは、学校の友達と交換日記もしていたという。「学年が2年の上の兄も書いていました」とも。男子にもこのかわいい文字を使う人がいたのだ。

 この女性は丸文字の上達の方法として「定規を下に置いて書く。そうするとうまくなるといわれていた」と思い出す。丸文字の基本は横書き。これで字体がそろうのだろうか。女性の兄も同じように定規をあてていたという。ただ「就職してから丸文字はやめた」といい、現在は書けない。

       1|2|3|4|5 次のページへ

copyright (c) 2016 Sankei Digital All rights reserved.

Loading

ピックアップコンテンツ

- PR -