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2016年01月21日 09時53分 UPDATE

中小企業で広がる「子連れ出勤」 支援ビジネスも登場 (1/4)

中小企業の間で「子連れ出勤」を認める機運が広まりつつある。人手不足の中で労働力を確保したい企業側が、働き手の要請を満たす解決策として導入するケースが出てきた。

[産経新聞]
産経新聞

 中小企業の間で「子連れ出勤」を認める機運が広まりつつある。人手不足の中で労働力を確保したい企業側が、働き手の要請を満たす解決策として導入するケースが出てきた。子連れOKのオフィスを用意して企業から業務を受託し「子連れ出勤」をサポートする新たなビジネスモデルも登場。子供の面倒をみながら働くことの難しさもある一方、少子高齢化や待機児童問題がさらに深刻化する中、勤務スタイルの新たな選択肢となり、さらに普及していくだろうか。

画像 子連れでの出勤が可能なソウ・エクスペリエンスの社内=東京都目黒区(松村信仁撮影)

 体験型ギフト企画販売のソウ・エクスペリエンス(東京都目黒区)は2013年から子連れ出勤を認めた。当時は10人ほどだった従業員の中の女性1人が妊娠したことがきっかけだった。「貴重な戦力が欠けるのは会社にとっても大きな損失」と考え、同社の西村琢社長がこの女性社員に「子連れで来てみたらどうかな」と声をかけた。

 同僚社員の反応が気がかりだったが「オフィスの雰囲気が明るくなった」、「一緒に働きたいと思う仲間とずっと仕事ができる」など好意的な声が目立つ。いまでは社員30人中、9人が子連れ出勤をしている。

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 環(たまき)ちゃん(3)とともに出勤する望月町子さん(32)は「子育てが理由でもブランクが長いと、仕事に戻るのが難しい。こういう職場ならずっと働ける」。燈(ともり)君(3)を連れて出勤する辻莉瑛子さん(30)も、「ずっと私にべったりだったのが、ここに来てからは私以外の大人や子供とも接することで、自立心や社会性が身についたと思う」と、子連れ出勤の思わぬメリットも出ている。

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