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2016年01月29日 08時23分 UPDATE

狙ったのは「夕食に出せる袋麺」 大ヒット「マルちゃん正麺」生んだ“発想の転換” (1/4)

袋麺「マルちゃん正麺」が、発売から約4年で10億食を突破する大ヒット商品に。ヒットの裏には袋麺の概念そのものを壊す発想の転換があった。

[産経新聞]
産経新聞

 東洋水産の「マルちゃん正麺」が即席麺市場で存在感を放っている。老若男女を問わず幅広い層から人気を集め、発売開始から約4年で累計出荷数が10億食を突破する大ヒット商品となった。ヒットの裏には“小腹を満たす”という袋麺の概念そのものを壊す発想の転換があった。

画像 袋麺「マルちゃん正麺 醤油味(5食パック)」。発売から約4年で累計出荷数は10億を突破した

 「果たしてこのままで大丈夫だろうか」

 東洋水産の即席麺部商品開発一課の隅田道太氏はかつて商品開発に携わる袋麺の将来に危機感を募らせていた。

画像 「マルちゃん正麺」を開発した隅田道太さん=東京都港区の東洋水産

 お湯を注ぐだけで食べられるカップ麺市場はその手軽さが受け、昭和46年の登場以来、右肩上がりで伸びている。一方、日本即席食品工業協会によると、調理しないと食べられない袋麺市場は47年の37億食をピークに年々減少、平成22年には約16億8000万食とピークの半分を下回った。

 袋麺はカップ麺のように具や容器の形状・素材などで競合商品との差別化は難しく、販売の最前線では採算を度外視した激しい価格競争を繰り広げていた。

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