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2016年02月01日 09時26分 UPDATE

窮地の東芝が「サザエさん」と「ラグビー部」だけは守った! 代わりに優良子会社まで売却……ホントに大丈夫なの? (1/3)

東芝が優良子会社を売却する方針を決めた一方、TVアニメ「サザエさん」の協賛やラグビー部などは存続させる考えだ。20万人の従業員を抱える巨大企業の“取捨選択”は――。

[産経新聞]
産経新聞

 会計不祥事で抜本改革を迫られている東芝が、何をやめ、何を残すかの選別を迫られている。虎の子といえる優良子会社、東芝メディカルシステムズは売却する方針を決めた。冷蔵庫や洗濯機などの「白物家電」も他社との事業統合などで実質的に売却する一方で、主力の記憶用半導体には年2000億円の巨額投資を継続する。TVアニメ「サザエさん」の協賛やラグビー部などは存続させる考えだ。グループで20万人の従業員を抱える巨大企業だけに、その“取捨選択”は、多方面に影響を与えそうだ。

画像 リーチ・マイケル氏(左から3人目)らラグビー部の選手による表敬を受け、記念写真に収まる室町正志社長(同4人目)=平成27年10月、東京都港区の東芝本社

 昨年12月に大規模なリストラを発表した東芝。人員削減などはすでに報道されていたが、会見の出席者にとって意外だったのは、医療子会社東芝メディカルの売却方針だった。あるアナリストは質疑で、「メディカルの売却は残念です。エレベーターや空調など(の売却)は俎上に上がらなかったのか」と質問したほどだ。室町正志社長は「いろんな検討をした結果、メディカルが対象となった」と答えるのが精いっぱいだった。

 それもそのはず、同日公表された業績見通し(平成28年3月期)では、主要5部門で唯一、営業損益が黒字だったのがヘルスケア。東芝メディカルはその中核子会社だ。ヘルスケアは不正会計問題で辞任した田中久雄前社長の肝いりで記憶用半導体、原発などのインフラに次ぐ「第3の柱」として期待されてきたが、東芝は発行済み株式の8割程度を売却する方向で準備を進めている。

 昭和5年に国産初の電気洗濯機と電気冷蔵庫を世に出した東芝の家電事業だが、今回の構造改革で転換点を迎える。白物家電事業を連結対象から外し、実質的に売却する。官民ファンドの産業革新機構が出資を通して、シャープの同事業と統合させる方向で検討している。

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