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2016年02月12日 09時52分 UPDATE

「印税に心売ったか!?」――小保方氏手記に反響 強い被害者意識、「悪の象徴にされた」 (2/5)

[産経新聞]
産経新聞

精神科医「非常に強い被害者意識」

 続く本編では、研究者の道を選んだ学生時代から、STAP細胞の研究、世界的な学術誌である「ネイチャー」での論文発表、その後の騒動などを、小保方氏の観点から詳細に記述、心情を語っている。

 文面からにじみ出るのは、潔白の主張と被害者としての立場、そして論文の共著者であり実験の指導を受けた若山照彦・山梨大教授らへの不信感だ。

 精神科医の片田珠美氏は「一読して感じたのは、非常に強い被害者意識」と強調する。

 小保方氏は、STAP細胞の論文をめぐる疑惑が深まり、理研などの調査が進む過程について、以下のように振り返っている。

 「調査委員たちの質問はだんだんと高圧的なものへと変化していった」「私が返答に窮すると薄ら笑いを浮かべる調査委員もいた」「著名な先生たちに追及され、嘲笑される恐怖に、思考力が低下し調査に耐えうる精神状態でなくなってしまっていた」…。

 今回のように、騒動の当事者が手記を発表する心理について、片田氏は「一般的に、自己顕示欲と承認欲求に突き動かされていることが多いが、今回は『私は悪くない』と正当化したいという欲望も強いように思われる。いずれも強い自己愛に由来する」と指摘するのだ。

 強い被害者意識と正当化への欲望という見方を裏付けるように、手記にはこんな記述もあった。

 「私個人に対するバッシングは過激さを増していった。この時すでに私は、私に対してなら、何をしても、何を言っても許される悪の象徴にされてしまっていると感じていた」

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