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2016年02月24日 09時56分 UPDATE

「いつ公開されるのか!」“野ざらし”「最後の0系」に渦巻く批判 逆に「変な新幹線」人気の珍現象 (1/5)

初代「0系」新幹線の先頭車両を、吹田市が具体的な展示計画を決めないまま放置している問題。解決すべき課題は多く、公開を待つファンにとって、やきもきする日々は当分続きそうだ。

[産経新聞]
産経新聞

 大阪府吹田市が、平成21(2009)年にJR西日本から無償譲渡された初代「0系」新幹線の先頭車両を、具体的な展示計画を決めないまま約7年間にわたって放置している問題が発覚した。市の担当課には、市民や熱心な鉄道ファンから、保存方法についての苦情や今後の公開予定に関する問い合わせが相次いでいる。市は平成30(2018)年度中の公開を目指すとしているが、公開予定地の開発計画の進捗(しんちょく)が不透明で、車両の劣化対策に多額の費用がかかるなど解決すべき課題は少なくない。公開を待つファンにとって、やきもきする日々は当分続きそうだ。

画像 大阪府吹田市に無償譲渡された当時の「最後の0系」車両。その後、約7年間にわたって?野ざらし?状態で放置されることになった=平成21年、吹田市の吹田操車場跡地

連日問い合わせ…釈明に追われた市職員

 「一体いつになったら公開されるんですか?」「こんな保存方法でいいと思っているのか!」

画像 白いシートがかけられた状態で放置されている0系新幹線の先頭車両=1月、大阪府吹田市の吹田操車場跡地

 1月下旬、0系がシートをかけられたまま長期間放置されていることが報じられた直後から、吹田市役所には連日、市民らから問い合わせの電話があった。

 中にはこれまでの市の対応を厳しく指摘する意見もあり、担当者は「現在、公開に向けて準備を進めているところです」と繰り返し、釈明に追われた。

 吹田市に無償譲渡されたのは、20年12月のラストランで走った3編成のうちの1両だ。

画像 デビュー当時のカラーリングで残り少ない日々を駆け抜ける0系新幹線=平成20年5月、兵庫県赤穂市の山陽新幹線相生−岡山間(恵守乾撮影)
画像 0系新幹線定期営業の最終運行となった平成20年11月30日、新大阪駅には「こだま639号」を見ようと多くのファンが集まった。その翌月、ラストランを迎えた=大阪市淀川区(桐山弘太撮影)

 JR西によると、現存する「最後の0系」は2両だけ。吹田市のほかには、製造元の川崎重工業(神戸市)が兵庫工場で保存・展示している。

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