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2016年02月26日 09時00分 UPDATE

終点駅は「ありがとう」 銚子電鉄の駅名ネーミングライツがついに完売 いつまでもファンとともに (1/4)

「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」など斬新な愛称が付けられて話題になった銚子電鉄の駅名ネーミングライツが完売。最後まで残っていた終点の外川駅も「ありがとう」に決まった。

[産経新聞]
産経新聞

 「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」やパチンコ店名など、斬新な愛称が付けられて話題になった銚子電鉄(千葉県銚子市)の駅名ネーミングライツ(命名権)が、2月11日までに完売した。契約先が見つからず、最後まで残っていた終点の外川駅も「ありがとう」に決まり、募集していた9駅の契約総額は年間1160万円になった。厳しい経営状態の中、貴重な収入源として、鉄道設備の維持費などに充てられる。(千葉総局 城之内和義撮影)

画像 外川駅の新駅名決定を記念して愛称の「ありがとう」ヘッドマークを付けた車両を運行=2月11日、千葉県銚子市外川町(城之内和義撮影)

一時は自主再建断念

 5年前の東日本大震災後の風評被害もあって廃線の危機に陥り、一時は自主再建を断念した銚子電鉄。だが、名物「ぬれ煎餅(せんべい)」の増産や、「合格祈願切符」の商品開発などに力を入れ、自力再生の道を歩み始めている。

 一昨年には、脱線事故を起こした車両を再び走らせようと、地元高校生らがインターネットで資金を募るクラウドファンディングを活用し、約484万円の修理費を集めた。こうした地元やファンの支えも大きい。

 今回の命名権販売も、経営改善策の一環として導入した。開業から90年以上も、地元や鉄道ファンに親しまれてきた駅名を変更するというという、いわば苦肉の策でもあった。

画像 君ケ浜駅(愛称・ミストソリューション)のベンチには鉄道ファンから猫駅長「きみちゃん」と呼ばれ親しまれている猫が気持ちよさそうに寝ころんでいた=千葉県銚子市君ケ浜(城之内和義撮影)

 全10駅のうち、JR銚子駅ホーム上にある銚子駅を除き、9駅を対象に昨年5月から契約企業の募集を始めた。同12月には、外川と本銚子を除く7駅の売却が成立した。残りの2駅は再募集し、本銚子駅は今年1月に地元企業のヒゲタ醤油(しょうゆ)が購入して、「ヒゲタ400年 玄蕃(げんば)の里」に決まった。

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