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2016年03月16日 09時05分 UPDATE

「新作映画、封切りと同時にネット配信」新ビジネス、米で論争に スピルバーグ氏ら相次ぎ出資表明 (1/3)

新作映画を封切りと同時にネット配信する新ビジネスをめぐり米国で論争が起きている。料金は1本50ドル(約5600円)と高額。映画の作り手側は歓迎する一方、映画会社や映画館側は難色を示している。

[SankeiBiz]

 新手の映画ビジネスをめぐって、米娯楽業界で論争が起きている。新ビジネスは、封切りと同時に新作映画をネット配信するサービスで、料金は映画1本50ドル(約5600円)と、平均的なチケット代金の5〜6倍もする。さらに有効期間は48時間。映画の作り手側は「観賞者数が増える」と大歓迎で、大物監督が相次いで出資に名乗りを上げている。一方、映画会社や映画館側は「料金が高く、普及するとは思えない」と意見は、真っ向から対立したままだ。

発案者は「破天荒」

 米ハリウッド業界紙デーリー・バラエティー(電子版)や、米メディア系ニュースサイト「デッドライン・ドット・コム」などによると、サービス名は「スクリーニング・ルーム(試写室)」。発案者は、利用者同士が音楽を無料で共有できるサービス「ナップスター」を立ち上げたショーン・パーカー氏(36)だ。

 「ナップスター」は1999年にスタートしたが、音楽業界から著作権侵害などで山のように訴訟を起こされ、あえなく倒産。2004年には創業間もないフェイスブックの初代社長として乗り込んだことでも知られ、パーカー氏は、毀誉褒貶(きよほうへん)を顧みない破天荒な起業家とされる。

 計画などによると、“試写室”を利用するには、まず受信専用機器(ボックス)を150ドル(約1万7000円)で購入。そして、新作映画の視聴料を支払い、新作映画を自宅などで楽しむシステムになっている。50ドルのうち10ドルは映画会社、4ドルは“試写会”側に入る。残りは、製作側に分配されることになるという。

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