ニュース
2016年03月24日 09時45分 UPDATE

シャープ巡る台湾メディア「恋のから騒ぎ」 「三角関係の末……結婚間際にドタキャンか?」 (1/3)

シャープが鴻海の買収受け入れを決めたことに対し、台湾メディアの報道が過熱している。「鴻夏恋」が成就したと報じたと思ったら、「結婚間際にドタキャンか」といった見出しが踊った。

[産経新聞]
産経新聞

 経営再建中のシャープが台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の買収受け入れを決めたことに対し、台湾メディアの報道がヒートアップしている。シャープの漢字表記の夏普への鴻海の恋になぞらえ「鴻夏恋」が成就したと報じたと思ったら、将来発生するリスクのある偶発債務問題が判明すると「結婚間際にドタキャンか」といった見出しが踊った。資産査定が長引いて契約保留が続く膠着状態が続くが、メディアの“恋のから騒ぎ”には賛否両論の台湾世論も影響を与えているようだ。(石川有紀)

三角関係の末…

 「4年越しの『鴻夏恋』がついに実った」

画像 台湾大手新聞の紙面とシャープ本社(左下)

 シャープの臨時取締役会が鴻海による買収受け入れを決議した2月25日午前。台湾メディアの電子版は、「日の丸連合」による再建を目指した官民ファンド、産業革新機構との三角関係から、ついにシャープを振り向かせたと歓迎ムードに沸いた。日台の報道陣にはその日の午後にも契約会見が開かれるのではと朗報をを待ちわびる声もあった。

 ところが、恋焦がれたシャープから受け入れを伝えられた同日、鴻海が発表した声明に喜びの声はなかった。「シャープから24日に受け取った重要文書について内容を精査する必要がある」と買収契約を延期したのだ。関係者によると、鴻海サイドは「債務リストを決定前日に突然送付し、こちらに説明もせずに取締役会を強行した」と不信感を募らせたというのだ。

       1|2|3 次のページへ

copyright (c) 2016 Sankei Digital All rights reserved.

Loading

ピックアップコンテンツ

- PR -

マーケット解説

- PR -