アポロ11号の乗組員は、ニール・アームストロング、バズ・オルドリン。そしてマイケル・コリンズ。3人目の名前は知らない人は多いだろう。月着陸船に乗った2人を送り出し、月周回軌道上の司令船で待っていた、月面に降りなかった人だ。
ぼくはここで船長のニール・アームストロングになる。発射台のエレベーターを100メートル以上登った後、司令船の自分の座席に着く。いちばん左だ。20からカウントダウン。リフトオフして右を向くと、オルドリンとコリンズがブルブル震えてるのが見える。怖がってるのではない。
下を向くと宇宙服を着た自分の足元もブルブル。残念なことにこの振動は映像だけで、体には伝わってはこない。こういうときのために、ボディソニックチェアか、Xbox Oneコントローラーの振動が必要かもしれない。
大気圏内では左側の窓から青空が見えているが、それが宇宙の漆黒に変わって振動が止まると、ペンが浮遊しはじめ、無重力状態になったことがわかる。「2001年宇宙の旅」的なお約束だ。ちゃんと固定しておけよ、と言いたいけど。
地球の周回軌道に乗ると、インタラクティブモードの場合にはミッションが発生する。Xbox Oneコントローラーを使って、司令船のドッキングを行うのだ。アポロ11号は、月面着陸するイーグル号と、司令船のコロンビア号の大きく2つに分かれているのだが、いったん司令船を切り離したあとで転回し、逆方向からイーグル号とドッキングする。月へはイーグル号をあたまに付けた状態で向かうのだ。
月に近づくと、宇宙空間の一部だけが扇状に切り取られているのがわかる。それは月の夜の部分だ。けっこう感動する。
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