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ジブリ鈴木敏夫P「ごり押しします」Weekly Access Top10

» 2016年07月19日 17時36分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 先週のランキングは、トップ10に「Pokemon GO」関連のニュースが4本もランクイン。注目の高さがうかがえます。日本では7月末に公開とのうわさがありますが、一体いつになるのでしょうか。

 先週末は「ジブリの大博覧会」(9月11日まで、東京・六本木ヒルズ展望台)に行ってきました。「風の谷のナウシカ」から9月公開の最新作「レッドタートル」まで、映画ポスターや制作資料を展示し、「ジブリの30年間の歩みを体感できる」というファン垂涎の展覧会です。

 展示物の写真はこちらの記事をご覧ください。

 この記事にもあるように、ジブリのプロデューサーの鈴木敏夫さんと、コピーライターの糸井重里さんとのやり取りは一見の価値ありでした。鈴木さんが「キャッチコピーはこの案に決めました。(他の人から反対意見が出ても)ごり押しします」と手紙に書いていたり、それに対して糸井さんが「よ〜ろ〜し〜く〜」と返していたり――“距離感”が読み取れました。

 「となりのトトロ」のキャッチコピーを決めるときに、糸井さんが初めは「このへんないきものは、もう日本にいないのです。たぶん」としていたところ、宮崎駿監督から「まだいるんだ!」と指摘を受け、その場で「まだ日本にいるのです。たぶん」と書き換えたエピソードも面白かったです。

 「ごり押し」の話にせよ、「まだいるんだ!」の逸話にせよ、ジブリの方々は強い熱意や妥協しない姿勢があるからこそ、最終的に面白い作品が作れるのだろうなと、展示資料を眺めながら思った休日でした。

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