ITmedia NEWS >

接続から音質まで、AppleのケーブルレスBluetoothイヤフォン「AirPods」をチェック(2/3 ページ)

» 2016年09月15日 11時11分 公開
[MACお宝鑑定団]
MACお宝鑑定団

EarPodsと比較してみた

 ヘッド部分をEarPods with Lightning Connectorと比べてみると、柄の部分にビームフォーミングマイクロフォンが装備されていることが分かる(底面にもある)。

photo EarPodsとの比較その1

 また、外側にあるバスレフポートの穴が、かなり大きく空けられていることも確認できる。

 おそらくW1チップなどの放熱のためだと考えられる。

 耳に装着する側を比べてみると、ヘッドユニットが大きく、バッテリーとアンテナが収納されているため、柄の部分が太いことも確認できる。

photo EarPodsとの比較その2

 内側と外側にある黒い点は、光学センサーだ。

 AirPodsは、ケースから左右どとらかの片方だけ出せば、片耳のBluetoothヘッドセットとしても利用可能。

 2007年に発売されたiPhone Bluetooth Headsetと比較してみた。

photo iPhone Bluetooth HeadsetとAirPods

 この当時もマグネット接着による充電方式が採用されていた。

 Apple Musicを再生してみると、意外に音漏れする。

 片耳を外すと音楽再生が自動停止し、再び装着すると自動再生される。

photo AirPodsをiPhoneの上に置いてみた

 ノイズキャンセリングは、話していることを認識し、音声通話を改善する「CVC」(Clear Voice Capture)に近く、音声通話以外では外周音が耳に届く。

 AirPodsをiOS 9.3.5がインストールされたiPhone 6sに、通常のBluetoothペアリングで接続しようとしたところ、「このアクセサリを使用するには新しいバージョンのiOSが必要です」のダイアログが表示され、iOS 10以上のシステム環境が必要になることが確認できる。

photo iOS 9で使おうとするとAirPodsはどうなるか

 まったく使えないわけではなく、Bluetoothペアリングは確立され、Apple Music再生などを楽しむことはできる。

photo iOS 9でも接続は可能

 ダブルタップによるSiri起動も行えた。

 耳に装着するとすぐにオーディオが自動的に再生され、耳から外すと再生を一時停止するといった「自動耳検出」機能や、名前の変更などはできず、一般的なiPhone対応Bluetoothイヤフォンレベルの使用となる。

Copyright (C) 1998 Mac Treasure Tracing Club. All rights reserved.