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2016年10月12日 09時09分 UPDATE

医薬品や血液をドローンで空輸 アフリカ各地でプロジェクトが進行 (1/3)

徒歩でしか行けないアフリカ僻地への輸送手段としてドローンが注目されている。

[AP通信]

 最初はこのドローンについて説明が必要だった。不安を抱いた村民の間では、自分たちの頭上を飛ぶことになる採血用の見慣れぬ物体に関するうわさが飛び交った。魔術だと恐れる人もいた。

 だが真実はもっと現実的だった。国際連合(UN)がアフリカのマラウイの僻地において、小型の無人航空機(ドローン)を使い、HIV検査の血液サンプルを陸路よりも効率的に輸送できないかを試すプロジェクトを計画していたのだ。

 いったん理解が広がり、作業が始まると、ドローンの飛行音が聞こえるたびに、近隣の学校から若い学生や教師たちが歓声を上げて飛び出してくるようになった。「とてもワクワクする体験だった」とユニセフ(国連児童基金)職員のジュディス・シャーマン氏は語る。

photo ドローンのテスト飛行を見守るアフリカの人たち(Photo/Stony Brook University/Vayu Inc. via AP)

 今やドローンは世界中に急速に普及し、その用途は軍用から宅配ピザまで多岐にわたる。そうした中、世界で最も深刻な複数の人道危機に直面しているとされるアフリカ大陸は、ドローン技術がさまざまな問題解決に進展をもたらすことに期待を寄せている。

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