次はSmart Drums。これはかなり変わったインタフェースで、サイコロを振ってランダムにフレーズを決めることができる。ドラムキット、ドラムマシンそれぞれ3種類の中から選んでサイコロを振る。
サイコロが振られると、8種類の打楽器(バスドラ、スネア、ハイハット、タムタム、ハイハット、タンバリン、シェーカー、ボンゴ)がランダムに四角い枠内に投入されてリズムを刻む。この四角い枠は、右方向に行くと音量が増し、上方向に行くとリズムパターンがより複雑になる仕組み。
サイコロを振って、「だいたいはいいんだけど、タンバリンはいらないな」となったらタンバリンを外せばいいし、「バスドラはもっとシンプルにしたい」ときにはバスドラを下の方にずらせばいい。
音楽が進むに従ってリズムパターンを複雑にしたいときにはだんだん右にずらしていけばいい。
Smart DrumsはDrumsより賢い。その分、後で切り貼り以外の編集はできないのだが。
Drumsの通常のドラムセットではタンバリン、シェーカー、ボンゴが用意されていないので、組み合わせて使うのもいいだろう。
3つめのドラムはDrummerだ。これはなんというか、本当にドラマーなのだ。叩くドラマー、人、が何人かいて、彼らに「こんな感じでお願いします。フレーズはお任せするんで」と依頼するみたいな。
スタジオミュージシャンのドラマーに依頼するとこんな感じなんだろうか。
彼らにも得意不得意がある。ロサンジェルスのスタジオにいる感じのバーサタイルなドラマーならKyle、クラシックロックならLogan、歌物のサポート系ならDarcy、ルースなR&B系ならMasonといった風に。
この中で特に面白いのが、Loganだ。彼のプロフィールを見てみると、「過去の偉大なドラマーに影響を受けています。レトロな響きのドラムで、力強いロックビートを刻みます」と書かれている。
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