ITmedia NEWS > 速報 >
ニュース
2017年02月15日 09時31分 UPDATE

北朝鮮最高指導者の兄、金正男氏が空港で暗殺

女性工作員からの毒物噴霧により殺害されたとされているが、真相は究明中だ。

[AP通信]

 北朝鮮の金正恩最高指導者の異母兄である金正男氏がクアラルンプールの空港で暗殺された。金正男氏は亡くなる前、襲われて化学物質を吹きかけられと医療担当者に話していたとマレーシア当局が2月14日に明らかにした。

 46歳になる金正男氏は2月13日、空港のショッピングコンコースで標的となり、マカオに向かう便に搭乗できなかったとマレーシアの政府高官は匿名で語った。匿名なのは、本件が微妙な外交問題を含んでいるためだ。

 当局によれば金正男氏は空港内の診療所に運ばれたが、病院に向かう途中で死亡したという。

 金正男氏は北朝鮮のトップとなった弟の手から逃れようとしていた。金正男氏は外部の援助を得て父親の後継者となるよう仕向けられていたが、偽造パスポートで日本に入国し東京ディズニーランドに行こうとしていたことが発覚したときに後継レースから脱落したと言われている。最近ではマカオ、シンガポール、マレーシアに住んでいたとされる。

 複数の韓国メディアでは未確認の情報として、金正男氏は北朝鮮の工作員と思われる2人の女性により空港で殺害されたと報じている。その後タクシーで逃亡し、マレーシア警察が行方を追っているという。

 マレーシア警察は、死亡したのは46歳の北朝鮮男性キム・チョル、1970年6月10日平壌生まれだと男性が所持していたパスポートで確認したと発表。「現在捜査中であり、検視により死因を究明中」と述べている。

photo 2001年5月4日、成田空港で撮影された、亡くなった金正男氏と思われる人物(AP Photo/Shizuo Kambayashi)
photo ソウル市の駅で金正男氏暗殺を伝えるテレビ放送に見入る人たち(AP Photo/Ahn Young-joon)

Copyright 2017 The Associated Press. All rights reserved. This material may not be published, broadcast, rewritten or redistributed.