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2017年02月16日 15時08分 UPDATE

金正男氏暗殺容疑でマレーシア警察が女を逮捕 韓国情報機関は「北朝鮮が5年前から計画」と報告 (1/3)

胸に「LOL」と入ったTシャツを着た、ベトナム人を名乗る女が逮捕された。

[AP通信]

 マレーシア警察は2月15日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男氏を殺害した容疑で女を逮捕した。韓国の情報機関によれば、長らく北朝鮮から追放されていた正男氏はかつて正恩氏に命乞いの手紙を送っていたという。

 2人の女工作員が実行したとみられるこのショッキングな殺害事件を受け、暗殺を指示したのが北朝鮮かどうかをめぐり、さまざまな憶測が飛び交っている。正男氏はお酒やギャンブルが好きで、複雑な家庭環境にあったことなどが知られている。

 正男氏は45歳か46歳。何年も前から北朝鮮国外で暮らしており、異母弟であり、朝鮮労働党委員長である正恩氏とは疎遠だった。2001年に偽造パスポートで日本に入国しようとして空港で身柄を拘束された際には、「東京ディズニーランドに行くつもりだった」と説明。報道によれば、この一件がきっかけで、正男氏は北朝鮮の後継者候補から外れたという。

 マレーシアの2人の政府高官が外交上の機密であることを理由に匿名を条件に語ったところによると、正男氏は13日、クアラルンプール国際空港の格安航空会社専用ターミナルで突然体調不良を訴え、その後、病院へ向かう途中で死亡した。

 正男氏は医療スタッフに、直前に何か薬剤のスプレーをかけられたと説明したという。複数の韓国メディアは匿名の情報筋の話として、北朝鮮の工作員とみられる2人の女が正男氏を毒殺した後、タクシーで逃走したと報じている。

 マレーシア当局は15日、死因解明のために検死を開始。当局の匿名の職員によれば、北朝鮮はこの手続きに反対し、遺体の引き渡しを要求してきたが、当局はこれを拒否し、検死を続けたという。

 さらに15日、マレーシア警察は正男氏の殺害現場であるクアラルンプール国際空港のターミナルで、ベトナムのパスポートを所持するドアン・ティ・フオンという名の女を逮捕した。パスポートが本物かどうかはすぐには確認できていない。警察は空港の防犯カメラの映像からフオン容疑者を特定したという。

 防犯カメラの映像が本物であることは警察が確認済みだ。防犯カメラの画像には、胸に「LOL」とプリントされた長袖の白いTシャツとスカート姿の女が写っている。

photo 防犯カメラに映った容疑者(Star TV via AP)
photo 容疑者の拡大写真(Star TV via AP)

 警察は現在、さらに複数の容疑者を捜索中だという。それ以上の詳細は発表されていない。

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