米NVIDIAは3月7日(現地時間)、オンボードコンピュータ「Jetson TX2」と開発キット「JetPack 3.0 AI SDK」を発表した。まずは欧米で「Jetson TX2 Developer Kit」の予約受付を開始した。価格は599ドルで、出荷は3月14日からの見込み。
搭載するSoCは先代の「Jeton TX1」の「Tegra X1」の後継になる「Parker」。このSoCは、ARM v8アーキテクチャの「Denver 2.0」を2基と、ARM Cortex-A57ベースの4コアCPU、Pascal世代の256コアGPUで構成される。
TX1より2倍高速で、電力消費は大幅に削減したという。用途としては、ドローン、ロボット、スマートカメラ他、様々な組み込み端末向けのAIプラットフォームとしている。先代より高性能になり、「エッジコンピューティング」向けの設計になっている。
TX2は既に幾つかの企業で採用されており、例えば米Cisco Systemsはコラボレーションツールの「Spark」での顔/音声認識用AI機能で活用しているという。
TX1との比較表(以下に転載)で分かるように、メモリやストレージも倍増し、ボードサイズは変わらない。
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