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2017年03月09日 14時56分 UPDATE

ネアンデルタール人の歯石で分かった原始の食生活 ペニシリン治療の痕跡も (1/2)

原始版ペニシリン、アスピリンが使われていた可能性も。

[AP通信]

 原始人の食事といえば何を思い浮かべるだろう。ベルギーの原始人は毛サイ(ケブカサイ)やヒツジの肉をがつがつと頬張り、スペインの原始人はキノコや松の実、コケなどをムシャムシャと食していたようだ。原始人の食事内容が住む地域によって違っていたことが、新たな研究で確認された。

 研究者らは今回、ネアンデルタール人の食事風景を垣間見るべく、3人のネアンデルタール人の歯にこびりついた歯石をこそげ取り、DNAを解析した。その結果は、「原始人は肉ばかり食べていた」というよくある誤解を打ち砕く内容となっている。さらに3人のうちの1人は病気がちで、原始的な方法ながらペニシリンやアスピリンの効果で苦痛を和らげようとしていたことを示す手掛かりも発見された。

 この論文の共同執筆者である豪アデレード大学オーストラリア古代DNAセンターのアラン・クーパー所長によれば、歯石はネアンデルタール人たちが口にしていたものや、彼らの内臓に生息していた細菌の一生分の記録を提供してくれるという。

photo ネアンデルタール人たちが暮らしていたエル・シドロン洞窟(Antonio Rosas/Paleoanthropology Group MNCN-CSIC via AP)

 「化石のようなものだ」と同氏。

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