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2017年03月17日 15時36分 UPDATE

「地球温暖化で動物が小さくなる」に新たな証拠 米研究 (1/2)

地球温暖化が急速に進む中、この先、人間以外の哺乳動物が小型化する可能性も考えられるという。

[AP通信]

 太古の昔、地球温暖化の影響で一部の動物が小型化した。同じことが再び起こるかもしれないと科学者らは懸念している。

photo (Florida Museum of Natural History, illustration by Danielle Byerley via AP)

 新たな研究報告によると、温血動物は地球の歴史において少なくとも2回、小型化を経験している。自然発生的な地球温暖化に伴い、大気中の二酸化炭素濃度や気温が急上昇した時代のことだ。

 この研究を指揮した米ニューハンプシャー大学の研究者アビゲイル・ダンブロジア氏によれば、人為的な地球温暖化がさらに急速に進む中、この先、人間以外の哺乳動物が小型化する可能性も考えられるという。

 「目を光らせていく必要がある。問題は、こうした変化がどのくらいのスピードで起きるかだ」と同氏は語る。

 3月15日付で科学誌『Science Advances』に掲載された研究成果によると、歯の化石を分析した結果、約5400万年前に地球が突然温暖化した際に、3種類の種が著しく小型化したことが確認できたという。3つのうち1つは、初期の小型のウマ科動物。この動物は、体重が約17ポンド(7.7キロ)から約14.6ポンド(6.6キロ)へと14%減少したと考えられる。

 「恐らく犬ぐらいの大きさだったものが小型化し、猫ぐらいの大きさになったのではないだろうか」とダンブロジア氏。

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