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2017年03月24日 08時02分 UPDATE

さらば昭和 「電子会館」売却 家電の拠点、60年余の歴史に幕 (1/4)

大阪の「電子会館」が、前身の「ラジオ会館」から数えて60年余りの歴史に区切りをつけた。

[産経新聞]
産経新聞

 高度経済成長期に家電メーカーの情報発信を支えた「電子会館」(大阪市)が、前身の「ラジオ会館」から数えて60年余りの歴史に区切りをつけた。筆頭株主のパナソニックなど電機大手が3月1日、会館の株式を売却し運営から撤退した。同社の脱家電戦略や、インターネットの普及で会館の存在意義が薄れたためだ。各社の情報発信の場は、ソーシャルメディアに移っている。(板東和正)

当時は「最先端」

 大阪市北区西天満のオフィス街の一角にある電子会館は、弁護士や税理士らの事務所も入居する古びた雑居ビルだ。ここが、かつては国内最先端の家電の情報発信地だったことを知る人は少ない。

画像 現在の電子会館=大阪市
画像 昭和43年ごろの電子会館の展示場。電機メーカー各社のカラーテレビが一堂に展示されている(電子会館の書籍から複写)

 電子会館は昭和28年2月、松下電器産業(現パナソニック)の創業者、松下幸之助氏が音頭をとり、他のメーカーとともに大阪市中央区に「ラジオ会館」として開業した。36年11月、「電子会館」に名称変更し、現在の場所に9階建てのビルが建てられた。

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