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2017年04月11日 07時44分 UPDATE

FBIが採用基準の緩和を検討 サイバー対策強化の一環で身体能力や大麻歴は不問に? (1/3)

「腕立て伏せはできなくてもいい」とFBI長官。

[AP通信]

 紙袋に隠した銃で標的を狙撃することはできないが、コンピュータはいとも簡単にハッキングできる——。米連邦捜査局(FBI)は近く、そうした意欲的なハッカーの採用を増やすことになるかもしれない。

 FBIのジェームズ・コミー長官は最近、一連のスピーチにおいて、サイバーセキュリティ分野の優秀な人材を確保すべく、FBI捜査官の採用基準を緩和する可能性を示唆している。高額報酬を餌にITに精通した優れた人材を雇用できる民間企業との競争力を高める狙いがある。

 コミー長官は、元FBI捜査官が退職から2年を経て復職を希望する場合に、バージニア州クアンティコにある厳しい訓練で知られるFBIアカデミーに再入校しなければならないという条件の撤廃を提案。さらに長官は、マリファナが好きなせいで、それ以外の点では応募資格を満たす人物が出願を思いとどまってしまう可能性を冗談まじりで嘆いている。

photo FBIのコミー長官(AP Photo/Cliff Owen)

 「私たちが見つけたいのは、ITに精通している頭脳明晰で誠実な人材だ。腕立て伏せはできなくてもいい。もちろん、できてもかまわない。だが私たちはとにかく、サイバー犯罪に対処できる優秀な人材を見つける必要がある。だがそうした人たちの中には、面接に向かう途中にまでマリファナを吸いたがる者もいる」とコミー長官は語る。

 FBIが採用基準の見直しを検討する背景には、今や国家が後押しするサイバー攻撃など、サイバー犯罪がますます複雑で高度なものになっている状況がある。FBIは目下、サイバー犯罪の脅威に対抗するためのより高度なテクニックの開発に取り組んでいる。

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