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2017年04月14日 08時33分 UPDATE

Apple爆儲け“光と影” 「6つの危険信号」とは (1/5)

Samsungの“自爆”もありAppleが好調だが、「危険信号」を指摘する声も。

[産経新聞]
産経新聞

 さて、今週ご紹介する“エンターテインメント”は、これまた久々となる米IT(情報技術)業界のお話でございます。

画像 米アップル新本社に建設される大型ホール「スティーブ・ジョブズ・シアター」の完成予想図(アップル提供)

 韓国のサムスン電子といえば、昨年の第2四半期(4月〜6月)あたりは我が世の春を謳歌(おうか)していました。昨年3月に発売した自社のスマートフォン(高機能携帯電話)「ギャラクシーS7」の売り上げが絶好調で、この期、全世界のスマホ市場で出荷台数、シェアともトップに君臨するなど、向かうところ敵なし状態でした。(米国の市場調査会社IDCが昨年7月28日に発表したリリースより)

 ところが、みなさんご存じのように、この発表の直後、昨年8月19日発売の大型のスマホ「ギャラクシーノート7」で発火事故が相次ぎ、発売の翌月からまず米でリコール問題に。約2カ月後の10月には生産を完全に中止したもののブランド価値は地に落ち、業績はボロボロ……。

 おまけに朴槿恵(パク・クネ)前大統領の親友で韓国を揺るがす国政介入事件のキーパーソン、崔順実(チェ・スンシル)被告への贈賄などの罪で、サムスン電子の副会長兼韓国最大の財閥サムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジョヨン)被告が逮捕・起訴され、グループ全体が機能不全状態に陥っています。

 そんなサムスンの“自爆”で“漁夫の利”的に業績を伸ばしているのが「iPhone(アイフォーン)」でおなじみの米アップルです。最大のライバル、サムスン電子がかつてない危機に陥ったためか、追い風が吹きまくっているのですが、実は喜んでばかりもいられないようです……。というわけで、今週の本コラムでは、最近、ちょっと忘れられがちなアップルの現状と今後、そして“光と影”についてご説明いたします。

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 まず、サムスン電子とは真逆の好調ぶりを見せるアップルの現状を象徴するのが、あの新本社です。

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