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2017年04月17日 08時21分 UPDATE

“ジブリ飯”再現イベント そこには「崇高な目的」が (1/3)

シータのシチューをみんなで味わうイベントが開かれた。その目的は。

[産経新聞]
産経新聞

 「ジブリ飯〜映画のごはんを作って食べよう」というイベントが3月初め大阪市内で開かれた。「天空の城ラピュタ」でヒロインの少女・シータが作ったシチューを参加者の手で再現し、みんなで味わう。ジブリ映画ファンの集いかと思いきや、途上国の子供たちに映画で夢を与える活動に役立てるという。参加者の胸に秘められた思いとは−。(原田純一)

「ラピュタ」のシーンを追体験、参加者感激

 3月4日、大阪市住之江区の「北加賀屋みんなのうえん」には、京阪神を中心に映画好きの20〜30代の男女約20人が集まった。この日のメニューはシータのシチューと石窯パン。シータが映画の中盤で、主人公の少年・パズーや空中海賊「ドーラ一家」のために作るシチューだ。

画像 これが“ジブリ飯”。再現されたシータのシチュー(中央)やパン=大阪市住之江区
画像 ジブリ飯作りに挑戦する参加者ら=大阪市住之江区

 主催したのは、カンボジアの子供たちに映画を届ける事業「World Theater Project」関西支部のメンバー。レシピは映画を参考に考え出した。「産業革命時のイギリスがモデルといわれているので、当時のシチューを目指しました」と主催者代表の金原竜生さん(28)。まず牛肉を炒め、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、セロリなどとともに、大量のギネスビールで煮る。ウスターソースと細切りチーズが隠し味だ。

 下ごしらえから味付けまで、参加者が中心になって調理し、映画の世界を体感した。京都市の会社員、小泉晋作さん(39)は「子供のころに一番よく見た映画がラピュタ。映画のシーンを追体験できたことに感激した」。神戸市の大学生、薬師寺沙彩さん(20)も「映画と一体になることができてうれしい」と笑顔を浮かべた。

 ジブリ飯のイベントは昨年10月に続いて2回目。参加料は一般3500円、学生3千円で、収益はカンボジアの子供たちに映画を届ける事業にあてられる。「今後も『映画飯』という形でこのシリーズは続けたいですね」と金原さんは話した。

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