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2017年04月18日 08時06分 UPDATE

“激変”トイレ文化 「和式」出荷わずか2%に (1/6)

50人に洋式と和式のどちらが好きか聞いたところ、「和式」と答えたのは2人だけだった。

[産経新聞]
産経新聞

 日本のトイレ文化が“激変”している。自宅でも職場でもまちの中でも洋式便器が大半を占め、和式便器を見かけることは少なくなった。トイレ設備メーカーの業界団体の調査では、伝統的な和式便器の出荷比率は昭和55年に40%を占めていたが、30年後の平成22年にはわずか2%にまで減った。一方、小中学校のトイレでは、依然として半数以上が和式で、トイレ改修が課題となっている。そんな中、大阪の街頭で、50人に洋式と和式のどちらが好きか聞いたところ、「和式」と答えたのは2人だけ。9割超の46人が「洋式」と回答した。だが、洋式が本当にいいのか。「和式が人間本来の用を足す姿勢だ」と指摘する専門家の声もある。(張英壽)

画像 昭和40年代ごろの和式トイレ(左)と洋式トイレをイメージした空間=北九州市のTOTOミュージアム(TOTO提供)

和式便器の上に乗る児童

 「洋式のほうがいい。腰掛けるから楽で、リラックスできる。小中学校、高校の校舎では和式だったけど、バブルがはじけた頃に洋式が増えたのでは。今は駅のトイレに和式があるくらいで、ほとんど洋式ですね」

 大阪・ミナミ(大阪市中央区)で、20〜50代の男女50人に「洋式便器と和式便器のうちどちらが好きか」と尋ねた。最初に声をかけた大阪市東住吉区の男性会社員(53)はこう答えてくれた。

 大阪府和泉市の公務員(25)は「生まれたときから洋式トイレの生活。駅のトイレが和式だったら、(用を足すのを)我慢します」。京都市中京区の販売業の女性(27)は「小中学生の頃、学校では和式しかなく、いやだった」と思い出した。

 若い世代では、子供の頃から自宅で洋式を使っているという回答が目立った。現代の子供たちの多くも自宅が洋式になっている。

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