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2017年04月28日 07時33分 UPDATE

「オーバーブッキングで引きずり下ろし」あなたにも起きるかも? 知っておきたい背景知識 (1/6)

海外旅行のリスク管理として、「オーバーブッキング引きずり下ろし」騒動の経緯や過剰予約時のルール、航空警察の役割といった背景を知っておいて損はない。

[産経新聞]
産経新聞

 米旅客機からアジア系の男性が警官に引きずり降ろされ、顔が血だらけとなる映像がインターネットを駆けめぐった。オーバーブッキング(過剰予約)のため搭乗を諦めるよう航空会社から求められた男性が、拒否したことが発端だ。世界に報じられて米航空会社は厳しい非難を浴びたが、「どうせ人ごと」と思っていてはいけない。海外旅行のリスク管理として、騒動の経緯や過剰予約時のルール、航空警察の役割といった背景を知っておいて損はない。

「空の旅」が暗転

 事件は4月9日、米中西部オハイオ州のシカゴ発ケンタッキー州ルイビル行きのユナイテッド航空3411便で起きた。

 満員の同便に急遽(きゅうきょ)4人の乗員を搭乗させる必要が生じたユナイテッド航空は、オーバーブッキング(過剰予約)への対応として4人の乗客に席を譲るよう求めた。3人は応じたが、最後の1人だったアジア系の男性が拒否。すると「シカゴ航空警察」の警官が、男性を機内から引きずり降ろしたのだ。

 その様子は別の乗客に撮影されていた。映像では、乗客たちが搭乗を終え、座席にいた男性が警官によって席から引っ張り出され、通路を引きずられていく姿が映し出されていた。

 「何が起きたの?」。ただならぬ出来事に驚いた女性らの声が、機内に響き渡る。男性はその後、口から血を流しながら「殺してくれ、殺してくれ」と動転した様子でつぶやいた。

 映像がSNS(交流サイト)に流れると、航空会社側の対応に非難が殺到。ユナイテッド航空に対するボイコット運動まで呼びかけられるに至った。11日のニューヨーク株式市場でユナイテッドの持ち株会社の株価は一時、4・4%下落した。

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