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2017年06月13日 13時09分 UPDATE

衛星ラジオのSiriusが音楽サービスのPandoraに4億8000万ドル出資

音楽サブスクリプションサービスが競争激化する中、苦しいラジオサービスは……。

[AP通信]

 オンライン音楽サービスの米Pandora MediaはSpotifyなどの競合サービスとの競争に向け、資金集めを進めている。

 Pandoraは自社株式の19%と引き換えに、衛星ラジオ放送のSirius XMから4億8000万ドルの資金を受け取るという。これに伴い、PandoraはプライベートエクイティファンドKKRとの間の1億5000万ドルの出資をめぐる以前の合意を解消。PandoraがKKRに2250万ドルの違約金を支払うという。

 さらにPandoraは、2015年に4億5000万ドルで買収したチケット販売プラットフォームTicketflyをチケット販売大手Eventbriteに売却し、2億ドルを現金化する。

 Pandoraが提供するパーソナライズドラジオは、ユーザーの大半が無料で視聴している。ここ数年はユーザー数が頭打ちとなる中、業績が悪化。2017年3月には、SpotifyやApple Musicといった競合他社の戦略を真似たサブスクリプションサービスの提供を開始した。この新サービスは競合のストリーミングサービスと同様、定額制で、ユーザーは自分が聴きたい曲をオンデマンドで聴くことができる。

photo サブスクリプションを始めたPandora(Image/ITmedia via Pandora)

 今回の合意により、Sirius XMはPandoraの取締役3名を指名でき、そのうち1名が会長に就任する。Sirius XMの衛星ラジオのリスナーは、自動車で視聴するユーザーが大半を占める。Pandoraに出資することで、Sirius XMはオンラインラジオ市場に参入できる。アナリストによれば、両社にはさまざまなコラボレーションやバンドル製品のチャンスがあるという。

 6月9日、Pandora Mediaの株価は1.2%上昇し、10セント高の8ドル52セントで取引を終えた。Sirius XMの株価は3.7%下落し、20セント安の5ドル20セントとなった。

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