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2017年06月23日 09時11分 UPDATE

大流行「ハンドスピナー」が“夏の危険”ワースト10入り 米消費者監視団体

フィジェットスピナー(日本ではハンドスピナーと呼ばれることが多い)が大流行しているが、危険な側面もある。

[AP通信]

 米国の子どもたちの半数が持つとされる大流行中の玩具「フィジェットスピナー」には潜在的な危険がある——。米消費者監視団体が6月21日、そう警告した。

 フィジェットスピナー(ハンドスピナーとも)は、プラスチックと金属でできた手のひらサイズの回転玩具。米国では、生徒の集中を妨げるとして、既に多くの学校で持ち込みが禁止されている。子どもにとって危険な玩具を警告する非営利団体W.A.T.C.H.は夏至の21日、この夏注意すべき10個の危険についてリストを公開。「フィジェットスピナーはバラバラに壊れ、小さな部品が窒息の原因になる可能性がある」と警告している。

photo ニューヨークの地下鉄でスピナーを回している(AP Photo/Mary Altaffer)

 W.A.T.C.H.によれば、テキサス州やオレゴン州では最近、子どもがフィジェットスピナーの部品をのどに詰まらせ病院に搬送される事故が相次いでおり、そのうち1件は手術が必要だったという。ドイツの税関は先週、安全性への懸念から、この回転玩具39トンを押収し、廃棄処分している。

 「人気のある玩具は安全だという、誤った安心感を持たないように」とW.A.T.C.H.のジョーン・シフ代表は警鐘を鳴らす。

 W.A.T.C.H.のリストでは、フィジェットスピナーの危険性の他に、ホバーボードのリチウム電池が発火する可能性、スーパーヒーロー映画に登場する武器を模したプラスチック玩具が原因の鈍器外傷、キックボード(非電動)で走行中に衝突や転倒で怪我をする危険性などが指摘されている。

 危険なのは子ども用玩具だけではない。W.A.T.C.H.はこのリストで、水難事故や衣服のひもが絡まって窒息する事故についても警告している。

photo スピンさせているのは玩具店のオーナー(AP Photo/Carlos Osorio)

 一方、玩具メーカーと小売り業者の業界団体The Toy Associationで安全基準担当バイスプレジデントを務めるジョーン・ローレンス氏は、「W.A.T.C.H.は全ての側面を説明せずに、親を不必要に怖がらせている」と反論。同氏によれば、「玩具の安全性は連邦法に基づき厳しく規制されている」という。The Toy Associationは玩具の安全基準の策定に参加している。

 なお、“Toy Safety Mom(玩具の安全を守るママ)”とも呼ばれるローレンス氏によれば、ホバーボードと非電動キックボードは連邦規制の定義では玩具とはみなされていないという。

 The Toy Associationは今年5月、フィジェットスピナーの購入を検討中の保護者に向けて独自のガイドラインを発表。商品パッケージに記載されている対象年齢を守ること、信頼できる小売り業者からしか購入しないこと、部品のゆるみをこまめにチェックすることなどを奨励している。

 「購入前に商品をチェックし、対象年齢が明記されていないものは買わないことだ」とローレンス氏は語る。

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