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2017年06月30日 07時34分 UPDATE

就活戦線 異状「アリ」 面接解禁日に内定6割超 「みんなで渡れば怖くない」 (1/3)

「超売り手市場」となっている今年の就職・採用活動は終盤に。経団連指針で明記された面接などの採用活動解禁となった6月1日時点で、既に6割を超す学生が就職の内定を獲得している。

[産経新聞]
産経新聞

 人手不足を背景に、学生に有利な「超売り手市場」となっている平成30年春大学卒業予定者を対象にした就職・採用活動は終盤に突入しようとしている。経団連指針で明記された面接などの採用活動解禁となった6月1日時点で、既に6割を超す学生が就職の内定を獲得しているという実態が就職関連会社の調査結果で明らかになった。経団連指針が形骸化していることを浮き彫りにした形だが、経団連としては「なすすべなし」というのが実情のようだ。

画像 面接へ向かう就活生ら。就職内定率は面接解禁の6月1日時点で6割超と“異常事態”だ

面接へ向かう就活生ら。就職内定率は面接解禁の6月1日時点で6割超と“異常事態”だ

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 就職情報提供のディスコの調査では、6月1日段階の就職内定率は63.4%で、前年同期の調査を8.5ポイント上回った。リクルートキャリアの調査でも内定率(速報値)は61.0%で、9.7ポイント高い水準。いずれも6割超の学生が内定を確保しており、前年に比べ内定獲得の時期が早まっている事実を鮮明にしている。

 5月の時点で、内定を得ていたという東京都内の私立大の女子学生は、6月中旬に本命の大手企業から内定をもらった。「やはり本命の会社に就職したいので、早く内定を出したくれた会社には、近いうちに内定辞退を申し入れる」と話す。また、神奈川県内の私立大の男子学生は、「希望していた大手の金融機関では、最終面接には届かなかった。でも、物流企業から既に内定をとっているので、就活にあまり不安は感じない」と、売り手市場のメリットを強調する。

 就職活動をめぐっては、27年春卒組以前は、会社説明会が3年生の12月、面接が4年生の4月にそれぞれ解禁される日程が定着していた。しかし、大学生の学習時間不足を問題視した安倍晋三政権が、経済界や大学などに、就活日程の変更を求め、28年春卒組は、説明会が3年生の3月、面接が8月に変更となった。

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