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2017年07月21日 06時32分 UPDATE

中国発「夢の技術」は詐欺だった 世界を驚かせた「天空バス」の顛末 (1/4)

中国で「未来の交通システム」として開発が進んでいた新型バスをめぐり、違法な手段で出資金を募ったとして30人以上が拘束された。技術的にも疑問が呈されており、プロジェクトはこのまま頓挫するもようだ。

[産経新聞]
産経新聞

 渋滞をものともせず、環境への負担も少なく、経済的にも優れている−。中国で「未来の交通システム」として開発が進んでいた新型バスをめぐり、違法な手段で出資金を募ったとして30人以上が拘束された。技術的にも疑問が呈されており、プロジェクトはこのまま頓挫するもようだ。主要国営企業の9割に粉飾決算が指摘されるなど、企業の不透明な経営がたびたび浮かぶ中国。「夢の技術」も不正と無縁ではなかったようだ。

画像 中国で開発が進んでいた道をまたぐように走るバス「TEB」(公式微信アカウントから)

渋滞知らず 良いことずくめの「天空バス」

 「未来の乗り物だ」

 昨年、新型バスの走行実験が始まった際、中国メディアはこぞって、その先行きに期待を寄せた。「国産」であることを強調する報道も相次いだ。

 新型バスは「Transit Elevated Bus」(TEB)と名付けられ、「天空バス」「立体バス」とも呼ばれた。道路の両脇にレールを設置し、道路をまたぐように通行するバスで、車道との間に約2メートルの距離があるため、道路を走行する乗用車をやすやすと乗り越えて走るとされた。

 渋滞緩和にもつながり、環境にも優しく、コストも低い乗り物として評判を集め、米誌タイムが選ぶ「世界の発明50」にも選出された。

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