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2017年07月25日 13時31分 UPDATE

白髪治療薬の実現への一歩? 新薬治験でがん患者の白髪が黒や茶色に (1/2)

スペインで肺がん患者を対象とした新しい免疫治療薬の治験中に。

[AP通信]

 新薬の治験を受けたがん患者の白髪が思いがけず若々しい茶色や黒によみがえり、医師らを驚かせている。

 抗がん剤を使った化学療法は髪が抜ける副作用で知られるが、今回髪色が濃くなった14人のがん患者は全員が新しい免疫治療薬の治験中だった。新薬の効き方や副作用はそれぞれ異なるが、スペインの研究チームによると、少なくとも肺がん患者に対しては、毛髪の色素を復活させる効果が含まれる可能性があるという。

 「最初の患者については、特殊な事例だろうと思った」とバルセロナ自治大学の皮膚科医学博士、ノエリア・リベラ氏は語る。

 だが研究チームはその後、他の患者にも治療前の写真をみせてもらい、同じ現象を確認できたという。

photo 左は治療前、右は治療後(JAMA via AP)

 14人の患者の事例は、新薬「キイトルーダ」「オプジーボ」「テセントリク」について何か好ましくない副作用が出ないかどうかを52人の肺がん患者を対象に追跡調査していた中で確認されたもの。

 大半の患者の毛髪に色の変化はなかったが、14人もの患者に変化が生じたことは、これが特殊な事例ではないことを示唆している。14人のうち13人の患者は髪全体が濃い茶色や黒によみがえり、1人は一部の白髪が黒くなった。

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