ITmedia NEWS >
ニュース
2017年07月26日 06時56分 UPDATE

103系は死なず 支線、ローカル線でまだまだ現役 (1/3)

関西や首都圏などの通勤、通学輸送を担った103系。主要路線からの撤退が続いているが、ローカル線でまだまだ元気だ。

[産経新聞]
産経新聞

 日本人なら一度は乗ったことがある電車だろう。高度成長期から平成の時代まで、関西や首都圏などの通勤、通学輸送を担った103系。昭和38年から59年にかけて約3500両が製造されたが、寄る年波には勝てず、現在は約200両にまで減った。主要路線からの撤退も続いており、リタイアの日は確実に近づいているが、短い距離の支線や最盛期には乗り入れなど考えられなかったローカル線でまだまだ元気だ。

画像 和田岬線の103系。兵庫と和田岬の間を行き来している=和田岬駅付近

気動車と接続

 姫路(兵庫県姫路市)と和田山(同県朝来市)を結ぶ播但線。このローカル線の電化区間と非電化区間の境目が寺前(同県神河町)だ。単線をたどって和田山方面から1両編成のディーゼルカーが到着すると、乗客はとなりのホームで接続する姫路行きの電車に乗り込む。かつては都会の路線で大量輸送を担っていた103系の3500番台だ。のどかな田園風景にも、すっかり溶け込んでいる。

 ただ、103系が完全になくなるわけではない。奈良線や関西線のほか、播但線や加古川線といったローカル線、山陽線の兵庫(神戸市兵庫区)と和田岬(同)を2.7キロで結ぶ和田岬線、阪和線の鳳(堺市西区)と東羽衣(大阪府高石市)を1.7キロでつなぐ羽衣線といった支線ではまだまだ健在。編成は短く、同じ区間を行ったり来たりしているかたちだが、大事な通勤、通学客の足として役目を果たしている。

       1|2|3 次のページへ

copyright (c) 2017 Sankei Digital All rights reserved.