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2017年07月31日 08時35分 UPDATE

東京「ジリジリ」大阪「シャッシャッ」 セミの鳴き声、東西で異なるワケ (1/4)

セミの大合唱。実は同じ都市部でも、東京では「ジリジリ……」と鳴くアブラゼミが中心だが、大阪では都市部の中心部にいくほど「シャッシャッ……」というクマゼミの鳴き声の割合が増える。その理由は。

[産経新聞]
産経新聞

 夏の風物詩のセミの大合唱。実は同じ都市部でも、東京と大阪では、種類と鳴き声が異なる。東京では国内の多くの都市と同様に「ジリジリ……」と鳴くアブラゼミが中心だが、大阪では都市部の中心部にいくほど「シャッシャッ……」というクマゼミの鳴き声の割合が増える。各種調査によると、かつて大阪で最も多かった種類はアブラゼミだったが、昭和50年代後半を境にクマゼミが逆転。都市部の大阪市では、いまや90%以上を占めるとされる。もともとクマゼミは南方系の種類のため、当初は地球温暖化が原因とも考えられたが、それでは大阪だけ多い理由が説明できない。謎が深まる中、クマゼミの幼虫のある“特技”などが鍵を握る可能性が浮上、専門家も注目している。(川西健士郎)

抜け殻調査

 大阪府内のセミの種類別の生息状況は、府が平成16〜23年、自然観察学習の一環で、府内1020小学校区のうち296校区で実施した「セミの抜け殻調査」をみれば分かる。

 最新の23年の結果によると、種類の割合は、府全体でクマゼミが74%、アブラゼミが24%、その他2%。大阪市内に限ると、クマゼミが98%、アブラゼミが2%、その他ゼロだった。

 つまり府内ではクマゼミが最も多く、特に大阪市では圧倒的な割合を占める。

 一方、府北部郊外の万博記念公園(吹田市)でも22年から独自に抜け殻調査をしているが、ここでは種類の割合が逆転する。

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