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2017年08月08日 16時47分 UPDATE

逮捕された「WannaCry」拡散阻止の英雄、保釈が決まるも依然拘束中 (1/2)

世界中で猛威を振るったランサムウェアの「キルスイッチ」を見つけた功績で英雄視されていた青年はどうなるのか。

[AP通信]

 米当局によれば、先週ラスベガスで逮捕された英国のサイバーセキュリティ専門家は8月8日にウィスコンシン州ミルウォーキーの連邦裁判所に出廷する予定だが、7日時点ではまだネバダ州の連邦拘置所に勾留中だという。

 今年5月に世界中で猛威を振るったランサムウェア「WannaCry」の拡散阻止に貢献したとして称賛されていた英国人ハッカーのマーカス・ハッチンズ氏(23)は7日現在、ネバダ州の田舎町パーランプにある南ネバダ拘置所にいる、と同施設の広報担当者ケーラ・ジーニ氏が明らかにした。

 ハッチンズ被告は、銀行口座のパスワードなどを盗み出すマルウェアを作成し流通させた罪に問われている。同被告の代理人を務めるラスベガスの弁護士エイドリアン・ロボ氏に電話とメールで問い合わせたが、すぐには返答を得られなかった。

 ラスベガスのナンシー・コッペ連邦治安判事は4日、ハッチンズ被告の保釈金を3万ドルに決定。判事はその際、ハッチンズ被告は7日に保釈されるだろうと語っていた。

 判事は、ハッチンズ被告は社会にとって危険な存在ではなく、今後の公判に出廷しない恐れはないと判断。ただし被告にパスポートの引き渡しを命じ、ウィスコンシン州までの飛行機にはパスポートなしで搭乗できると説明した。

 保釈金の用意が間に合わなかったのか、また、7日に身柄を拘束されたままウィスコンシン州に移送されるのかについては定かではない。

 4日の審問ではハッチンズ被告は罪状認否はしなかった。被告は2014年までさかのぼり、コンピュータ不正行為をはたらこうと共謀した罪、通信傍受デバイスを流通させ宣伝した罪、電気通信を傍受しようと試みた罪、許可なく他人のコンピュータにアクセスしようとした罪など、6件の嫌疑で起訴されている。有罪が確定すれば、数十年の懲役刑となる可能性もあるという。

photo (AP Photo/Frank Augstein)
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