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2017年08月14日 07時17分 UPDATE

AIで武将の人間性表現……「信長の野望」シブサワ・コウに聞くゲーム40年 (1/3)

「シブサワ・コウ」こと襟川陽一氏に、40年近い“ゲーム史”と、新時代への展望を聞いた。

[産経新聞]
産経新聞

 任天堂のファミリーコンピュータが発売された1983年に、パソコン用の歴史シミュレーションゲームとして誕生した「信長の野望」。そのプロデューサー「シブサワ・コウ」としても知られる襟川陽一コーエーテクモホールディングス(HD)社長(66)は、日本のコンピューターゲーム草創期から現在まで、第一線で活躍するクリエーターだ。襟川氏に、40年近い“ゲーム史”と、新時代への展望を聞いた。

画像 コーエーテクモホールディングスの襟川陽一社長。「シブサワ・コウ」というゲーム開発者としての通称も持つ

 〈栃木県足利市で家業の染料問屋を経営していた襟川氏がゲーム開発を始めたのは、80年に妻の恵子さん(現コーエーテクモHD会長)から、パソコンをプレゼントされたのが契機だ〉

 「当時のパソコンの値段は、初任給の2.5倍くらい。役立てなければならないと思い、プログラミング言語を勉強して、財務会計などのソフトを自作しました。そして夜は、『自分が遊びたい』と思うゲームをつくりました。考えて楽しむタイプのゲームとして、武田信玄と上杉謙信の戦いを再現した「川中島の合戦」ができたので、通信販売してみると、注文が徐々に現金書留で来るようになった。結局、1万本ほど売れました。『おもしろくて徹夜したよ』とか、激励の電話や手紙も来て、うれしかったですね」

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