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2017年08月15日 07時32分 UPDATE

「早生まれ」やはり不利! 運動能力「遅生まれ」が優れている 科学で裏付け (1/4)

「早生まれ」は「遅生まれ」に比べ運動能力などで劣るとされてきたが、それは本当なのか……。奈良女子大の研究チームが研究成果をまとめた。

[産経新聞]
産経新聞

 「早生まれは損」。日本ではかねてから、1月〜4月1日に生まれた「早生まれ」の子供たちは4月2日以降の「遅生まれ」に比べ、運動能力などで劣るとされてきた。3月生まれの記者自身、小中学校時代はスポーツに関していい思い出はほとんどない。同級生と自分の能力差に気づいてしまい、「自分には才能がないのか」と早々に自信をなくしてしまった早生まれの人も少なくないだろう。

画像 ラグビートップリーグ「クボタスピアーズ」の選手にラグビーを教わる子供たち。「遅生まれ」の方が運動面では優位とされるが……=奈良県天理市

 そうした生まれ月による差「相対的年齢効果」についてこのほど、奈良女子大の研究チームがまとめた研究成果が、米運動科学誌に掲載された。これまで“経験則”で語られることが多かった課題を科学的に分析した結果は、実に興味深いものだった。(神田啓晴)

プロのアスリートは「遅生まれ」ぞろい?

 「早生まれは損」とされてきた根拠の一つが、プロスポーツ界にある厳然とした事実。プロ野球やJリーグ選手には、4〜6月生まれが圧倒的に多い。

 今回、研究成果を米科学誌に発表した奈良女子大(奈良市)の中田大貴准教授(スポーツ科学)によると、4〜6月生まれのJリーグ選手は全体の34・7%で、プロ野球選手も32・8%。一方、1〜3月の「早生まれ」選手はJリーグで14・6%、プロ野球も14・2%にとどまっている。

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