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2017年08月15日 07時37分 UPDATE

botが「フェイク世論」でっち上げ 政権寄りの内容、Twitterに自動投稿 ロシアなどで (2/3)

[産経新聞]
産経新聞

 当初、ボットを見つけたり、一般の投稿とボットの投稿を区別したりできるのか心配だったそうだが、一見して、ロシアではボットが至る所にみられ、切り分けも簡単なことが分かったという。なぜなら多くのボットの投稿は、リツイート(他ユーザーのつぶやきの再投稿)だけだったり、写真のみだったり、ニュースヘッドラインだけだったりで、名前や自己紹介、写真、都市名など普通のアカウントにあるべきものが欠けていて、誰からも誰に対しても返信がなく、フォロワーもまずいないからだ。

 こうした指標に基づき、人工知能(AI)の機械学習プログラムで分類したところ、10以上のつぶやきをしたアカウントの実に約45%がボットだったという。

 また、米国版では2016年の大統領選挙も調べた。米国では、トランプ大統領がロシアから対立候補へのハッキングなどの支援を受けたとの疑惑が浮上している。

 米大統領選のツイートでは、16年11月1〜11日、投開票の8日を挟んだ11日の179万アカウントによる約1700万の投稿を分析した。分析には「ボットorノット」と呼ぶ機械学習プログラムを利用。アカウントのプロフィルデータや、最近のツイート履歴、つぶやきの内容、相手のハンドルネームに言及したかなどさまざまな特徴を利用して分類した。その結果、約10%に当たるアカウントがボットだった。

 また、ボットはコミュニティーの中で影響力も発揮していた。複数の人間にリツイートされたボットアカウントでは、平均で63回リツイートされ、40人の人間とつながりができていた。

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