KDDIは2016年からVR事業に注力。ハコスコに出資したり、JOYSOUNDと連携したカラオケ店でVRコンテンツを提供したりしている。なぜ、高速バスとVRを組み合わせようと思ったのか。
原田部長は「ライブバスとVRは非常に相性がいい」と話す。「バス車内は時間を気にせずゆっくりと座って安全に視聴可能。同じ趣味を持つ仲間と同じ体験をすることで、一体感も醸成できる」
WILLERの村瀬茂高社長は「お客さまからもライブ行きの車内で一緒になって盛り上がりたいという声をもらっていた」と話す。「同じ目的を持った人同士が情報交換し、共感できるような場にできないか」と考えていたという。
両社は、ライブバスで配信するVRコンテンツを2018年中に20本ほど制作する予定。今後は、WILLERが展開する京都丹後鉄道やレストランバスなど、ライブイベント以外の分野でもVR事業を拡大する考えだ。
原田部長は「観光スポットの下見、バーチャル旅行、宿泊施設の仮想体験など、さまざまな展開が考えられる」と意欲を見せた。
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