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» 2017年09月07日 07時23分 公開

車いすで波打ち際に……“海のバリアフリー化”、クラウドファンディングで実現も課題山積 (1/6)

神戸・須磨海水浴場に、車いすやベビーカーで砂浜を移動できるビーチマットが新たに登場した。障害者の思いを実現させた“海のバリアフリー化”だ。

[産経新聞]
産経新聞

 遠浅化工事の一部が終了し、砂浜が拡張された関西有数のビーチ、神戸・須磨海水浴場に、車いすやベビーカーで砂浜を移動できるビーチマットが新たに登場した。設置したのは、交通事故で下半身不随となった木戸俊介さん(31)=神戸市北区=らが立ち上げた「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」。車いすに乗って波打ち際に行きたい−という障害者の思いを実現させた“海のバリアフリー化”だ。今、週末を中心に波打ち際までビーチマットを敷いているが、“ひと夏の体験”を経て、脱衣場や介助者の確保など新たな課題も見えてきた。(小松大騎)

ビーチマットで海水浴場を満喫

画像 遊歩道から砂浜に敷かれたビーチマット。障害者が車いすに乗って波打ち際まで行ける。“海のバリアフリー化”の取り組みだ=神戸市須磨区の須磨海水浴場
画像 砂浜に敷かれたビーチマットを水陸両用車いすに乗って波打ち際まで移動する参加者。“海のバリアフリー化”に向けて新たな課題も浮上している=神戸市須磨区の須磨海水浴場

 神戸市による須磨海岸の遠浅化工事は阪神大震災以降の財政難で休止していたが、平成27年度から再開。今年5月、全長1・8キロのうち、西側部分で進めていたJR須磨駅前の約400メートルの区間の遠浅化工事が完了した。砂浜が約50メートル拡幅されて約80メートルと広くなったうえ、水深2メートルエリアも波打ち際から沖合約70メートルまで約2倍に拡張し、遊歩道も新たに整備した。

 8月のある週末。車いすの障害者約20人が波打ち際で水遊びを楽しんでいた。

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