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» 2017年09月21日 17時19分 公開

Apple Watch 3実機を使ってわかった単体機能の充実とiPhone依存度 (1/2)

AP通信のテクノロジーライター、アニック・ジェスダナム氏によるApple Watch Series 3実機レビュー。

[AP通信]

 これまでAppleのスマートウォッチ「Apple Watch」の大きな弱点といえば、大半のタスクでiPhoneを近くに置いておく必要があるということだった。2016年にはGPS搭載モデルが追加され、ランニングや自転車に乗るときには便利になったが、それでもやはり通話やメッセージの送受信にはiPhoneが近くにあることが必須だった。

 セルラー通信に対応した最新モデル「Apple Watch Series 3」によって、AppleはiPhoneなしでも使えるApple Watchの実現に向けて次なる一歩を踏み出した。これからは、iPhoneを自宅に置いたままでも、Apple Watchで通話やメッセージの送受信が可能となる。

photo 通話機能を強化したApple Watch新モデル(AP Photo/Mark Lennihan)

 ただしApple Watchは依然としてiPhoneとの一定のやりとりを必要とし、大半のタスクに関しては、たとえ近くになくても、iPhoneの電源をオンにし、ネットワークに接続した状態にしておく必要がある。つまりApple WatchにはまだまだiPhoneが必要ということだ(Androidユーザー向けには「Samsung Gear」や「Android Wear」など、独自のスマートウォッチが提供されており、既にセルラー通信に対応している端末もある)。

 第3世代となるApple Watch Series 3は赤いデジタルクラウン(竜頭)が特徴だ。9月22日に発売される。価格はセルラー対応モデルが399ドルから。セルラー非対応モデルはデジタルクラウンが赤ではなく、価格は329ドルから。GPS非搭載の第1世代モデルは249ドルで入手可能だ。

単体で役立つ機能

 短いジョギングにまでiPhoneを持っていきたくないという人もいるだろう。Apple Watchがあれば、iPhoneを持たなくても連絡が取れる状態を保てる。iPhoneを自宅に置いたまま、犬の散歩に出たり、ちょっとした用事で外出したりも可能だ。

 Apple Watchのセルラー通信には、iPhoneと同じキャリアとの追加の契約が必要となる。料金は月額5〜10ドル程度。データ通信にはiPhoneの契約プランを利用する。

 Apple Watchは厳密には独自の電話番号を持つが、主要キャリアはiPhoneの番号とApple Watchの番号を紐付け、iPhoneに通話があればApple Watchにも着信が入り、Apple Watchから発信すれば相手側には通常の電話番号が表示されるようにしている。テキストメッセージやiMessageのチャットについても同様だ。

 通話にはApple Watchのスピーカーとマイク、またはワイヤレスイヤフォンを使用する。同僚によれば、通話のクオリティに問題はなかったようだ。おかげで電話会議の最中にこっそりランニングもできた(でも上司が読んだらまずい。これは冗談ですからね!)。

 音声通話とiMessageチャットは、iPhoneがオフの状態でもApple Watch単体で利用できる。進路変更ごとの道案内や音声アシスタントSiriへの質問も同様だ。テキストメッセージについては、iPhoneの電源がどこかしらでオンになっている必要がある。iPhoneの電源が入っていれば、他にも天気予報アプリや口コミサイトYelpの情報をチェックしたり、iPhoneに届く通知を確認したりなど、さまざまなタスクを実行できる。

 そして乞うご期待。Apple Watch Series 3では、iPhoneの電源がオフでも、Apple Musicのストリーミング再生が可能だ。ただし残念ながら、この機能は競合の音楽サービスやAppleのポッドキャストアプリには対応していない。

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