ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >
ニュース
» 2017年09月22日 08時19分 公開

東芝半導体売却“一発逆転”の舞台裏 日米韓、敵失で巻き返し (1/4)

二転三転した東芝メモリの売却交渉。その舞台裏には、日米韓連合と日米連合との間で激しいせめぎ合いがあった。

[SankeiBiz]

WD譲歩も時間切れ

 二転三転した東芝メモリの売却交渉。その舞台裏では米投資ファンドのベインキャピタルが主導する日米韓連合とWDが加わる日米連合との間で土壇場まで激しいせめぎ合いがあった。

画像 東芝は半導体子会社の売却先をめぐり、最後まで判断が揺れた=東京都港区(宮川浩和撮影)

 「どういうことですか? この5550億円という数字は。拠出額は3000億円だったはずだが」

 官民ファンドの産業革新機構が19日午前に開いた投資決定機関で外部の有識者らでつくる産業革新委員会。配布された日米連合の新たな案に目を通した委員の一人が疑問を呈した。

 「これが最終案です」。革新機構側はそう説明した。革新機構が出資額を上積みする代わりに、WDに出資を諦めさせることが柱で、WDに大幅に譲歩させる内容だった。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright (c) 2017 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.