ITmedia NEWS > 製品動向 >
ニュース
» 2017年09月28日 08時08分 公開

シャープの“孤独”な8K戦略 vs 有機ELの勝算は? (1/3)

シャープが8Kに対応した世界初の液晶テレビの販売に乗り出す。ライバルメーカーは8Kではなく有機ELに力を注ぐ。孤独な戦いに挑むシャープに勝算はあるのか。

[産経新聞]
産経新聞

 シャープが超高精細な画質「8K」に対応した世界初の液晶テレビの販売に乗り出す。まずは10月に中国で発売し、12月には日本でも販売を始める。シャープは8Kを成長戦略の要と位置づけるが、放送局は巨額の設備投資が必要になるため及び腰だ。国内のライバルメーカーは8Kではなく、次世代パネル「有機EL」に力を注ぐ。孤独な戦いに挑むシャープに勝算はあるのか。(橋本亮)

画像 シャープの世界初8K対応液晶テレビ発表会で説明する西山博取締役=8月31日、東京都港区芝浦(宮川浩和撮影)

市場の先導役として

 「業界に先駆けて続々と商品を投入し、8Kの市場を切り開いていきたい」

 シャープが東京都内で8月末に開いた8K液晶テレビの発表会。西山博一取締役は市場の開拓に強い意欲を示した。

 8Kはフルハイビジョンの16倍、現行の4Kの4倍という高い解像度を持つ。シャープはすでに業務用の8K対応液晶ディスプレーと受信機を販売しており、8K市場では独走状態を続けている。8Kテレビのいち早い投入には、他社をさらに引き離す狙いもある。

 発表会で、TVシステム事業本部の喜多村和洋副事業本部長は「平成32年度にシャープが世界で販売する(60型以上の)大型テレビの半分を8Kに変える」との計画を明らかにした。

       1|2|3 次のページへ

copyright (c) 2017 Sankei Digital All rights reserved.