ITmedia NEWS > 社会とIT >
ニュース
» 2017年10月05日 07時00分 公開

“男余り”中国、婚活サイトの罠 「結婚後に妻豹変」IT起業家の自殺が波紋 (1/2)

あるIT起業家の死が中国社会で波紋を呼んでいる。男性は婚活サイトで知り合った女性と結婚したが、わずか1カ月余りで離婚。その後、インターネット上に女性の非道を訴える“遺書”を残して自殺した。

[産経新聞]
産経新聞

 あるIT起業家の死が中国社会で波紋を呼んでいる。男性は婚活サイトで知り合った女性と結婚したが、わずか1カ月余りで離婚。その後、インターネット上に女性の非道を訴える“遺書”を残して自殺した。男性に何が起きたのか−。(中国総局 西見由章)

 2000万人のユーザーがいたとされる中国の無料通話アプリ「WePhone」。その開発者である蘇享茂氏(37)が9月7日、建物の屋上から飛び降りて自ら命を絶った。中国紙の新京報によると蘇氏は前日、ネット上に残した文書の中で、婚活サイトで知り合い離婚した女性から多額の慰謝料や不動産の譲渡を要求され、金が用意できずに追い込まれていたことを告白していた。

 文書によると、離婚した元妻は「WePhone」が法律上グレーゾーンだと非難し、おじが警察官であることを利用して「サービスを停止させて罰金を科し、破産させる」と脅迫していたという。

 元妻は蘇氏の「脱税行為」も指摘。離婚にあたり、精神的苦痛に対する慰謝料として1000万元(約1億6千万円)と、リゾート地である海南省三亜のマンションの譲渡を要求していたと蘇氏は訴えている。

 蘇氏は7月18日に署名された離婚協議書もネット上で公開した。協議書は蘇氏が無条件で三亜のマンションを女性に譲渡しなければならないと規定。また蘇氏は無条件で1000万元の慰謝料を女性に支払うとし、うち未払いの340万元については120日以内に支払うことを要求。実行できなければ毎日10万元(約160万円)の利息が発生すると明記されている。

       1|2 次のページへ

copyright (c) 2017 Sankei Digital All rights reserved.