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» 2017年10月10日 06時41分 公開

“どこでも映画館”半年で120カ所 画期的な上映サービス「popcorn」の挑戦 (1/5)

日本の映画興行システムに一石を投じる起爆剤になるか−。誰でも“自分の映画館”を作ることができる画期的なサービス「popcorn」が今年4月にスタートした。

[産経新聞]
産経新聞

 日本の映画興行システムに一石を投じる起爆剤になるか−。ウエブサイト上で登録すれば、誰でも“自分の映画館”を作ることができる画期的なサービス「popcorn」が今年4月にスタート。すでに全国で約120カ所の“マイクロシアター”が誕生している。既存の映画館やミニシアターが姿を消す中、どんな離れ業で挑戦していこうとしているのか。

画像 この日の上映は監督らのトークショー付きという特別版だった=東京都渋谷区のVANDALISM(藤井克郎撮影)

多様な楽しみ方

 9月某日、東京・渋谷。若者でごった返すセンター街にあるカフェ「VANDALISM」で、ちょっと風変わりなイベントが開かれた。監督らゲストが上映の最中に生で解説する「オーディオコメンタリー付き上映」だ。

 上映作品は、このカフェでもロケが行われた中村祐太郎監督(27)の「太陽を掴(つか)め」(2016年)。中村監督のほか、脚本の木村暉さんと出演者の松浦祐也さん(36)が来場し、VANDALISMを経営する映画監督の宇賀那健一さん(33)と映画を見ながらおしゃべりを繰り広げた。

 主演の吉村界人(かいと)さん(24)が本を読んでいるシーンでは、「これ何読んでるの?」との松浦さんの質問に、中村監督が「『こゝろ』です」と答えると、「まじで?」と驚く松浦さん。と、木村さんが「吉村くんは普段から夏目漱石を読んでいるそうですよ」と応じるなど、関係者ならではの裏話がばんばん飛び出してくる。

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